2024-07

臨床研究の基礎

【予測モデルの変数はどう選ぶ?】機械的な変数選択法と説明変数の正しい選び方を解説!

予測モデルの構築を目的とした多くの研究では機械的に説明変数を選んでくる変数選択法が使われます。ただ機械的な変数選択はどのような状況でも使えるわけではなく注意点があります。この記事では変数選択法の概要と正しい説明変数の選び方について解説しました!
統計学の基礎

【多変量解析の変数選択に注意!】多重共線性の考え方と多重共線性の対応を解説!

多変量解析は交絡因子を説明変数に加えて、治療効果をバイアスなく推定したり、予後因子や予測因子を探索するために使われます。複数の交絡因子がある場合には多変量解析は有用な方法ですが、その変数選択には注意が必要です。今回は多変量解析で注意が必要な多重共線性とその対応策について解説します!
臨床研究の基礎

【複数の用量を比較したい!】用量反応関係のある多重比較法を解説!

用量と有効性・毒性に関連があるとき、「用量反応関係がある」と呼びます。用量反応関係があるときには2群比較とはどのような違いがあるのでしょうか?この記事では用量反応関係があるときの比較の注意点と方法を解説しています!
臨床研究の基礎

【p値だけではダメ!】p値に依存した結果報告の落とし穴と正しい報告方法を解説!

p値は医学研究の報告には欠かせない指標になっています。ただp値は誤用されていることも多い指標です。この記事ではp値を使った研究報告にはどのような落とし穴があるのか、どのように報告していくべきなのかを解説します!
臨床研究の基礎

【観察研究での交絡調整の方法】傾向スコアを使った解析3種を紹介!

近年観察研究において交絡を調整する方法として傾向スコアを使った研究報告が増加しています。傾向スコアは交絡を調整する上で強力な方法ですが、どのような概念なのか、どんな解析方法があるか、理解しているでしょうか?この記事では傾向スコアの概念と解析方法について解説しています!
臨床研究の基礎

【どう扱えばいい?】欠測値の考え方と解析での扱い方を解説!

欠測値は医学研究では避けて通れないものです。欠測値が問題、ということを理解している人が多い一方で、どうして欠測値が問題なのか理解しているでしょうか?この記事では欠測値の問題点と欠測値があるデータの解析方法について解説します!
臨床研究の基礎

【間違えて使っていない!?】予後因子と予測因子の違いと解析方法を解説!

医学研究では患者の予後と関連する因子を特定することを目的に、 予後因子探索や予測因子探索が行われます。 予後因子探索と予測因子探索は研究として数多く行われていますが、 その中には誤用されている研究も多々あります。 この記事では予後因子と予測...
臨床研究の基礎

【臨床試験のデザイン】優越性試験、非劣性試験、同等性試験の違いと考え方を解説!

臨床研究の中でも新しい治療法の有効性を検証する研究のことを臨床試験と呼びます。 臨床試験では優越性試験、非劣性試験、同等性試験という試験デザインがあります。優越性試験、非劣性試験、同等性試験はそれぞれ特徴があり、適応される状況もことなります...
統計学の基礎

【そのデータ相関していない?】対応のある検定と対応のない検定の違いは?対応のある検定を解説!

医学研究では群間比較をするときに検定が用いられます。連続値の場合はt検定、カテゴリカルデータの場合はカイ二乗検定など、エンドポイントの型によって検定の種類は変わってきます。 ただエンドポイントの型以外にも検定には注意すべき点があります! そ...
臨床研究の基礎

【診断法の評価指標】感度と特異度の違いは?感度と特異度の解釈と使い分けを解説!

疾患の有無を判断するためによく検査が用いられます。その検査が正しく陽性・陰性を判断できているかという性能はよく感度と特異度で評価されます。 例えば、COVID-19が流行した際にはPCR検査の感度が80%以上、特異度はほぼ100%というよう...