臨床研究の基礎

臨床研究の基礎 臨床研究の基礎

医学研究を行う研究者が知っておくべき基礎知識を解説しています。

臨床研究の基礎

【クリニカルクエスチョンをリサーチクエスチョンに】医学研究で意識すべきPICOとPECOの考え方を解説!

医学研究を行うときには、実臨床で感じる臨床的な疑問(クリニカルクエスチョン)を研究で検証可能な疑問(リサーチクエスチョン)に読み替えていく必要があります。 そのときによく使われる考え方がPICOとPECOというツールです。 この記事ではPI...
臨床研究の基礎

【研究に必要な症例数は?】サンプルサイズ設計が必要な理由とサンプルサイズ設計の手順を解説!

サンプルサイズ設計は医学研究において統計学的に結論を導く上で重要な試験デザインの要素になります。サンプルサイズ設計を行うことで研究の信頼性が高くなり、評価される研究になります。 ただサンプルサイズ設計を行えば良い研究というわけではありません...
臨床研究の基礎

【臨床研究の結果はどの対象に適応される?】一般化可能性(外的妥当性)の考え方と一般化可能性を担保する方法を解説!

臨床研究によって得られた知見は実臨床に活用されていきます。臨床研究を実臨床に適応する範囲を考える上で必要な概念として一般化可能性(外的妥当性)という概念があります。一般化可能性は臨床研究の結果が一般化(外挿)できる可能性のことです。この記事では一般化可能性とはなにか?一般化可能性を担保するにはどうするべきなのか?について解説します!
臨床研究の基礎

【おかしなデータが入ってる!】外れ値の検出方法と外れ値があるときの解析方法を解説!

医学研究で避けられないのが集団から外れた値、外れ値の存在。外れ値を含んだデータを解析するとき、深く考えず解析から除いていないでしょうか?外れ値は常に除くのではなく、状況に応じて対応を変える必要があります。この記事では外れ値の検出方法と解析方法を解説しています!
統計学の基礎

医療統計FAQ

医学研究のお悩みに一問一答形式で回答してきます! 回答内容は随時更新していきます。 こんな時、どんな解析をすればいい? reviewerからこんなこと指摘されたけど、どう返信すればいい? など、お困りのことがあればコメント欄に記載してくださ...
臨床研究の基礎

【誤解を招く研究報告はNG!】研究結果の印象操作(スピン)の問題と対策を解説!

医学研究の成果は論文や学会を通して世の中に発信されます。ただ発信された研究成果には印象操作(スピン)が含まれていることには注意が必要です。この記事では印象操作の原因と問題、その対策について解説します!
臨床研究の基礎

【予測モデルの変数はどう選ぶ?】機械的な変数選択法と説明変数の正しい選び方を解説!

予測モデルの構築を目的とした多くの研究では機械的に説明変数を選んでくる変数選択法が使われます。ただ機械的な変数選択はどのような状況でも使えるわけではなく注意点があります。この記事では変数選択法の概要と正しい説明変数の選び方について解説しました!
臨床研究の基礎

【複数の用量を比較したい!】用量反応関係のある多重比較法を解説!

用量と有効性・毒性に関連があるとき、「用量反応関係がある」と呼びます。用量反応関係があるときには2群比較とはどのような違いがあるのでしょうか?この記事では用量反応関係があるときの比較の注意点と方法を解説しています!
臨床研究の基礎

【p値だけではダメ!】p値に依存した結果報告の落とし穴と正しい報告方法を解説!

p値は医学研究の報告には欠かせない指標になっています。ただp値は誤用されていることも多い指標です。この記事ではp値を使った研究報告にはどのような落とし穴があるのか、どのように報告していくべきなのかを解説します!
臨床研究の基礎

【観察研究での交絡調整の方法】傾向スコアを使った解析3種を紹介!

近年観察研究において交絡を調整する方法として傾向スコアを使った研究報告が増加しています。傾向スコアは交絡を調整する上で強力な方法ですが、どのような概念なのか、どんな解析方法があるか、理解しているでしょうか?この記事では傾向スコアの概念と解析方法について解説しています!